若ダンナの独り言 Part 6

> 次回は「社長と猪の巻」でお送りいたします。

ではでは。

と言ってから、随分と時間がたっちゃいました。バカですからね。時間の感覚が無い
んですな。(^^;)

何しろ子供が休みの時が日曜だと思っているくらいでしてね。それ以外の時は
何曜日なんだか、ぜーーんぜんわかりまっしぇん!

(あぁ・・こうしてトシをとっていくのね・・シクシク)

このオヤジ。元々は「獣医」になるはずの人だったんですね。大学が獣医学部でして
動物園にも勤めておりました。だから元々が動物好きなんであります。

動物と言っても、動物園では、熊だのゾウだのライオンだのと、結構物騒な動物も
扱っていたようです。

そんなオヤジが、「ムコ」に行く事になりまして、学生時代に婚約。獣医の道は
あっさりと捨ててしまいまして、そのまま結婚。ところが、家が飛び火で焼失して
しまった為に「逆玉」になりそこねて、福祉関係の仕事をし始めました。

ソーシャルワーカーになったんですね。

そのまま親戚の経営する精神病院に勤め、長く勤めていましたが、やはり「山ッ気」
があったのか、どーしても事業を始めたくなり、旧い旅館を買い取りました。

これが現在の安来苑になるわけです。

で、今は何をしているかと言いますと、「お寺の住職」さんをしています。(^^;)あぁ。

ほんっとに!山っ気というより「ムラっ気」が強いと言うか、実にこうも職業を
変えるものだと、わがオヤジながら感心するやらあきれるやら・・。

おっと、今回はそんな話しじゃありません。
そう。旅館を始めた時に、このオヤジの動物好き・・が噴き出したのであります。

最初は、犬や猫、ニワトリといった普通のペットだったものが、猪料理を作るに
あたって「猪を飼おう」と言い出して、どこから捕まえてきたのか、1頭のイノシシ
をもらってきたのであります。

さぁ~ここからが、この極道オヤジ・・いやいや。ヘンタラオヤジ・・いやいや。
えーーい。どうでもいいやっ!変わっているのは確かなんだからね。(^^;)
ま、本領を発揮したワケであります。

最初は、1頭でした。名前も募集して「猪太郎」という名前をつけて檻の中に飼って
いたのであります。そのうちに猪の方も人間に慣れてきますと、檻の中ではカワイソ
ウだと思ったのか・・事もあろうに、「旅館の庭」に放し飼いにしはじめたのであり
ます。勿論外に出られないようにフェンスを作りましたけどね。

さてさて、猪ってのは、その強烈な「鼻」で、何でもかんでも掘り起こしてしまうん
ですねぇ~。そのために植木は倒されるわ、庭の地面はボコボコ・・。
はぁ~あ。もう大変な有り様になってしまったわけです。

そこで普通ならばやめるのですが、ここが何考えているんだかわからない「安来苑の
創始者」だけありまして、今度はメスの猪「花子」を飼いだしたのであります。

(ネーミングの何たる安易さ!)

当然、猪はオスとメスですからね。

増える!
 

んですね。(^^;)

それからはもぉ~、イノシシ親子で庭を掘りはじめましたから、もぉ~たいへんです。
庭は「工事現場」の様相を呈してきまして、景観なんてものじゃなくなってしまいま
した。

おまけに、小イノシシたちは、身体が小さいから、ちょっとした隙間を潜っては
逃げ出してしまうわけです。それも団体行動で逃げ出しますからね。一列縦隊で
トットットット・・と歩いていくわけです。可愛いですけどね。イノシシの子供は
瓜子と行って、縞模様があって、まつげが長いから愛らしい顔しています。

さて、ある夜の事でした。廊下をまるでハイヒールをはいた女性が歩いているような
音がしました。夜中の1時の事です。

無気味に思った私は、そーーーっと廊下を覗いてみると・・!

はい、この子イノシシたちが、カッカッカッカ・・と蹄をたてて旅館の館内をかっぽ
しているのでありました。(^^;)

さすがにこれにはまいりまして、ついにイノシシ牧場をやりたがったオヤジの友達
にイノシシをあげてしまったのであります。

これでやっと静かになったと思ったんですが、ある日、私が学校から帰ってみると
庭に1頭の動物が・・(^^;)さすがの私も今度はビックリしましたね~。

え??何って?

今度の動物は「熊」だったんですよ。(^^;)あーーあ。もぉ。

イノシシにも首輪をつけて散歩させられた私でありましたが、今度は「熊」です。
さすがにびびったものの、慣れてくれば皆同じでして、今度は熊にまたがり・・じ
ゃない。熊に首輪をつけて散歩でありました。

しかしねぇ。熊はペットにならんですな。あれは。危険すぎますね。子熊のうちは
いいんですけどね。大きくなったらあぶなくって。(^^;)
まあ~これも結局は欲しいという人にあげてしまいました。

そのほかにも「ヤギ」だの「タヌキ」だの「ムササビ」だの・・どこから持って
来るのか知らないんですが、次々と動物を連れ込んでいたワケです。(^^;)

女将に言わせれば「女を連れ込むワケじゃないからいいだろう」というのですが
ね(^^;)それもこれも程度によりますね。いっその事、旅館じゃなくって「動物園」
でもやってた方が良かったんじゃないかと思うほどです。

今は、寺におさまってしまいましたので、こういう事は無くなりましたね。

おかげで最近は平和な日々が続いています。(^^)

私も動物はキライじゃないんですけどね・・・自分より先に死ぬのを見たくないので
未だに飼う気になれないんですねぇ。
生き物が死ぬのは、やっぱカワイソウですね。

というところで、今回は「社長」のお話しでした。またの更新をお楽しみに??でも
ないか(^^;)ではでは


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