いや~、今年は色々な事の「当たり年」のようでして、次から次へと色々な事が起こり
ます。そのせいで更新を怠けていたワケじゃござんせんが、今日宿泊のお客様から
「たまには更新してよー」と言われてしまいました。しょぇ~(^^;)
ちょうどバタバタしていまして、お話しできなかったんですが(すいませんねぇ)、
そろそろ更新しないとなあ~と思ったのも事実であったりします。
そういうワケで久々に更新する事にあいなりました。
去年のどじょう取材に続いて、3月には「釣りバカ日誌のハマちゃん」と、松井直美
さんまで取材にいらっしゃいまして、それに勢いを得てか、毎月「どじょうの取材」
が入るようになってしまいました。
有り難いこってす。板場としては、まだまだ未熟なのに取り上げていただいて。
でも半面、昔ながらのお客様からは
という問い合わせも多くございまして、「ハテ?なじぇにそんな話しになるのだろ?」
と首を傾げておりました。
どうもどじょう料理ばかり取り上げられるので「イノシシが霞んで」しまったようで
あります。
ご安心くださいませ。安来苑は、今でも
でございます。
ま、最近は「どじょう料理の安来苑」というイメージもかなり定着してまいりました。
しかしまあ~・・イノシシだのどじょうだの・・どーしてウチは、こう食材としては
変わったものばかり扱うんでしょうかね?(^^;)
実際、イノシシとどじょうに絞られた感はありますが、世には出なかった食材もたく
さんあったりします。これ以外に今まで試したのは
・鹿料理
・タヌキ料理
・熊料理
・マムシ料理
・ムササビ料理
などなど、色々ございました。ハイ。えっ??何故出さなかったかって??
まず鹿料理は、ウマイんですけどね。肉が手に入らないんですよ。(アホ)
タヌキ料理は、肉は手に入るけど、臭くて臭くて・・とても料理にならんかったので
あります。
熊料理もですねぇ~。まあこれは、手に入りにくいのと、料理しずらいんですね。
まずくはないけど、臭みがちょっとあって・・。
マムシは、近くの山林に行けばいるし、一時は本気でやろうと思った事もありました
けどね。そうそうとれるものじゃないから「飼っておくしかない」んですね。
で、一時期飼った事があります。何しろ「生餌」しか食べませんからね。毎日「カエル」を捕まえるのに苦労しました。ハイ。
結局、最後は「アブナイ」という理由でやめました。
と言うより
ってーのが、主な原因だったりします。(^^;)まあ~そうだわな。
ムササビ料理・・これは挑戦したかったんですけどね。何しろ最初に1匹とれただけで
後が続かなかったんですね。(サイテーです。ハイ)
しかしまあ~こうやって見ると「イカモノ料理の安来苑」というイメージになっちゃ
困りますからお話ししておきますが、正当な料理だって勿論やっていますよ。
特に注文が無い場合は、イノシシだってどじょうだって出しません。予約の時に
注文いただければ、つけますけどね。
だから普通は、鴨鍋とか、蟹料理とか、日本海の幸を使ったもので料理しています
のでご安心下さいませ。
話しは変わりますが、長い間この仕事をしていると、色々な「ドジ話し」が出てまいり
ます。今回は、ちょっとだけうちの母親(女将)のドジ話しで締めくくってみたいと
思います。(本当にあった話しですよ。念のため)
★女将と「ちず」??
ある日、1人の男性のお客様がいらっしゃいました。よく飲まれる方でして
お酒の追加を注文されたので、女将が部屋に持っていった時の事です。
「女将! ”ちず”は無いのか?」とお客様・・。
「はぁ?地図でございますか?」と女将。
「”ちず”って言ったら ”ちず”だよ」
「はあ、地図は、丸いのでございますか?それとも四角でございますか?」と聞く
女将。
「丸でも四角でもいいから持ってこい!」とお客様。
女将は、早速事務所で地図を探しにいきました。しかし、四角い地図は無く、あっ
たのは・・
しか無かったのです。しかたなく女将は、地球儀を両手に持ち、お客様の部屋へと
運んでいきました。
「お客様、地図をお持ちいたしました・・」
こう言って、女将は、お客様の飲んでいる机の上に、トンと地球儀を置いたので
あります。
その時、お客様は一瞬声も出ず、目を丸くしていらっしゃったそうです。
お客様が欲しかったのは、もちろん地図ではなく、酒の肴にする
であったのは言うまでもありません・・。それにしても地球儀をいったいどうしろって言うんですかねぇ~(^^;)
★女将とお歳暮
年末に女将の古くからの友人が尋ねてまいりました。
しばし語らいまして、そのお友達の帰り際の事です。
「あ、これ・・つまらないものですけど、お歳暮のかわりです」
と女将は、前に誰からかいただいたお歳暮をお土産がわりに差し出しました。
「いえいえ、そんなつもりじゃないですから・・」
と、遠慮するお友達。
「まあ~遠慮なさらずに、つまらないものですけど・・」
「いえいえ、本当にいいですから・・」
「ほんっと~にっ!!つまらないものですけど、気持ちですから」
と、しつこくすすめる女将。
しばし沈黙していたその友人が一言・・
「あの~、それ・・先日私が送ったお歳暮なんです・・」
この時ほど、「穴があったら入りたい」と思った事はないそうです。(チーン!)
おあとがよろしいようで・・m(__)m テケテンテンテン!